フォトグラファー講座も2期を迎え、日々、補講や添削の作業で忙しい毎日を送っています。
今回は、カリキュラムのひとつ、ライティングの授業風景をご紹介します。
この日の講師は、ワイルドフォトの平野先生。
お顔もワイルド・・・
授業はマイルド・・・
冗談はさておき^^;
受講生のほとんどの皆さんの参加動機は「趣味」なんで、日常の撮影でライティングなんてする機会なんてほとんどありません。
しかしちゃんと意味があるんです^^
実はこの講座、「写真教室」ではなく、「フォトグラフ講座」なんです。
西欧諸国では、写真のことをフォトグラフといいます。
フォトはギリシャ語で「光」という意味で、グラフは「記録する」などの意味。
実は厳密に直訳すると「写真」と「フォトグラフ」は別物なんですね。
写真といった言葉は、カメラが日本に伝来するまで、「真実のような絵」のことを指していました。そしてカメラが伝来した頃の写真は、当時「光画」と呼んでいたのです。
ということで、この時代はカメラで撮影されたものは「光を記録したもの」といった認識があったんですね。
しかし、カメラが普及し、機能が向上するにつれて、「光画」を「写真」と呼ぶようになった歴史があります。ちなみに写真を撮ることを「撮影」といいますから、ここでは「影を撮る」といった認識が言葉として残ってますね。
前置きが長くなりましたが、ズバリ!!日本人はマニュアル露出が苦手な人が多い。
写真は「見たまま、ありのまま」がいいといった認識があるからか、カメラのプログラムAE機能(オート)を使って、被写体をそのまま・・・まさに「真実のような絵」を撮ることは出来るのです。確かにオート機能は誰でも失敗無く優等生的な写真が撮れます。
それはそれで、ひとつの写真のありかたですが、せっかく一眼レフを持っていても、オート機能しか使わないのであれば、一眼レフで撮影する意味は交換レンズの効果以外に何もありません。
ABCが考える写真のスキルとして「光と影を捉える撮影」をテーマにしています。
マニュアル露出・マニュアルフォーカス・・・全て自分の判断、知識でカメラを使いこなし、自分なりの表現で写真にするのです。
全ての被写体は光が無ければ撮影できません。また影があることで立体を表現できます。
この感覚をつかむうえで絶好の教材がライティングなんです。
この日は、プロ用の機材を持ち込み授業したんですが、興味がある方は自宅の照明器具や、100均で揃うもので、プロ並みの撮影ができるので、皆さんに体験していただきました。
ちょっとお堅い話になりましたが・・・
次は、前回の銀塩カメラで撮影した写真をUPしま〜〜す^^